Zauberer

綾原によるしがない文章サイト。 オリジ中心。 たまに版権物がある…かもしれない。 女性向け。 オタク発言多し。 オフ友はあんまり読まない方が◎
 Es ist viel mehr frei!!(のだめ)
 2008年02月10日 (日) 23:24:23


はっはー。昨日の続きです。
千秋様です。

文章中の編曲イメージは古/澤巌氏のConcertoをモチーフにしてます。
綾原が超超超尊敬するヴァイオリニストの方です。
(あくまで”モチーフ”ですのであしからず・・・)


チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番といえば華麗壮大な、全ピアノ協奏曲きっての人気作だったはずだ。
特にこの第一楽章は出だしの勇壮なホルンを聴くだけで曲の世界に吸い込まれてた・・・はずだ。
序奏が終わればピアノのソロによるせわしなく動き回るようなメロディに移り、
さまざまな楽器が同メロディを繰り返したあとクラリネットの登場・・・だったはずだ。

なのに。なのに、だ!
「リハ、見に来る?」と遙に誘われていったそこではまるで雰囲気の違うものが演奏されていた。
まず出だしがギターという辺りでもうおかしい。
この曲独特の勇壮さはかけらもなく、代わりに柔らかさと親しみやすさ、華やかさが溢れていた。
喩えるなら花。
朝露で身を飾った華やかなピンク色の・・・。
これは本当にピアノ協奏曲なんだろうか。
本来、フルート2 、オーボエ2、 B管クラリネット2。
ファゴット2、 F管ホルン4、 F管トランペット2、 トロンボーン3(テナー2, バス1)、それに ティンパニ 。
そして独奏ピアノ、 弦楽合奏 とで編成されているはずなのに、
この場には弦楽と信じられないことにコンガ(ティンパニ奏者がやるらしい)それとギターだけ。
明らかにおかしい。
ってか“ピアノ”協奏曲なのにピアノがねぇじゃねぇかぁぁぁ!!!
3桁はいるはずのメンバーは今日は15名ほど。
弦(ギターを除く)が4人、コンガ1名。ギター2名で、残りは手拍子。(これも信じられない)
指揮者はなし。
「指揮無しで弾くのか」
「それもなかなかおつだろ?」
いや、おかしいって。
こんな曲・・・
「ものすごい批判を浴びるぞ」
「すぐ認めさせてやるよ」
じゃあ頭から!と遙が楽器を持ち部屋の真ん中へ。
椅子は一つもなく、設置されているコンガ以外みな自由に散らばった。
mp(メゾピアノ)の柔らかで幻想的な、それでいてどこか民族的な音がなる。
それに次いで遙の華やかで力強い音。
一音一音が肌を刺すような肌を粟立たせる音。
でもうっとりする。メロディに身をゆだねられる。
畜生・・・カッコイイじゃねぇか。
全部を編曲なんかしない。第一楽章の序奏だけだと言った遙の言葉通り、
有名な、誰でも聞いたことのあるメロディだけが繰り返されていく。
「Abbandonasi!」
最初のメロディに戻ったところで声を上げた遙。
Abbandonasi(アッバンドナーシ)。
制約なしに、自由に感情的表現ができるように。
ソレを受けて手拍子が大きくなった。ギターが足で音を立てるようになった。
・・・遙のヴァイオリンに独特の節がついた。
「Genießen Sie sich mehr! Es ist viel mehr frei !!」
「意味わかんねぇよ!」
珍しくテンションが上がったのか、ドイツ語で言葉を発す。
げらげらという笑い声とともに、「日本語で言えー」や「どういう意味ー?」なんて声が聞こえる。
遙はそれにニヤと片頬を上げるだけで答えるつもりはないらしく、一層激しく弾いた。
・・・『Genießen Sie sich mehr! Es ist viel mehr frei!!』
もっと楽しんで!もっともっと自由に!!か・・・
普段の演奏じゃ天地がひっくり返っても見ることの出来ない姿のZaubereが、確かにそこにいたのだ―・・・


 COMMENT

  Title...  b y 蛍宮まつり
はじめまして。こんにちは。蛍宮まつりです。
メールくださりありがとうございました!リンクを貼ってくださり嬉しいかぎりです^^

夢小説を描いていらっしゃるなんて素敵です!!
身近にはあまり夢小説仲間がいなかったので・・・ 

こちらこそぜひお友達になってください!
2008.02.11 (13:34) * URL [EDIT]
  Title...  b y 綾原
はわわっ。お返事送れて申し訳ありません;;
こちらこそリンクさせていただき嬉しい限りです^^
しかも相互だなんて・・・!
書いてるものも夢と言えるかどうか・・・(笑)
ハルアベとかハルアベとか泉くんとか準太(愛の使者)とか・・・。いっぱい語りましょうねvv
2008.02.15 (18:23) * URL [EDIT]

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